元マラソン選手の原裕美子容疑者が万引きで逮捕されました。
原裕美子さんは、大阪国際女子マラソンで優勝し、世界選手権でも入賞歴のあるマラソンランナーです。
周囲のマラソン関係者によると、原裕美子さんは最近は派遣社員をやっていたようです。
しかし原裕美子さんには去年も万引きで逮捕されている履歴があり、今回また発覚しました。
実はそれには理由があり、ある病気であることが発覚しました。
原裕美子さんについてや、万引きしてしまう病気や病名について見ていきたいと思います。
原裕美子さんが万引きで逮捕
元マラソン選手の原裕美子さんが栃木県足利市のコンビニエンスストアでキャンディー1袋など3点(販売価格計382円)を万引して執行猶予判決を受けました。
お店の店員が取り押さえて、太田署に現行犯逮捕されたそうで、原裕美子さんによると「店を出る前に商品を戻すつもりだった」と容疑を否認しているとのことです。
原裕美子さんは20055年の名古屋国際女子マラソンで初優勝。
2005年のヘルシンキ世界選手権では日本人選手最高の6位に入賞。
2007年の大阪国際女子で優勝。
2008年の北京オリンピック代表に内定しましたが胃腸炎などの体調不良などが重なり出場を果たせませんでした。
2009年に京セラを退社して、ユニバーサルエンターテインメントに入社されて北海道マラソンを優勝していますが、12年に座骨神経痛などを理由に退社しています。
その後は全国各地でゲストランナーをしたり市民ランナーのコーチをされてきたそうです。
2017年に原容疑者のマラソン講座を受講した市民ランナーの話では、料金は年間5回で2万円で、15人ぐらいの人が受講していたそうです。
原裕美子さんは、教え方も丁寧で、現役時代よりも美人に見えたそうです。
過去にも万引きで逮捕されていた…原因は?
元マラソン選手の原裕美子さんですが、昨年の7月にも足利市のコンビニで清涼飲料水や化粧品など合計2673円分を盗んだとされていて、栃木県警が逮捕していました。
そして今年また同じ容疑で逮捕されてしまった元マラソン選手の原裕美子さん。
原裕美子さんは、何度か万引きを繰り返してきたようですが一体なぜなのでしょうか?
通常なら2673円分の商品のために今までの人生を棒に振ってしまうようなことは絶対にしないと思いますし、ましてやマラソン選手をされていたのに、なぜこのようなことをしてしまったのでしょうか?
実はこれには病気が関係していて、原裕美子さんはある病気によって万引きしてしまうようなのです。
それでは病気の病名を見ていきたいと思います。
病気の病名はクレプトマニア
クレプトマニアとは、万引きや窃盗を繰り返してしまう病気で、この病気になると「盗みたい」という衝動をおさえきれなくなってしまう深刻な病気です。
この病気になる原因は「摂食障害」が大きく関係していて、摂食障害や過度のダイエットをして精神的にバランスを崩すと誰でもなってしまう可能性があるとされています。
数少ない治療施設がありますが、患者は入院して長期治療しても、まだ盗みたいという気持ちは抑えきれないため、退院後も注意しながら生活したり、家族の協力が必要なようです。
ですので患者は退院をした後も支援を受け続けたり、患者同士で繋がって励まし合うことが必要だそうです。
テレビでは原裕美子さんの父親がインタビューに答えていて、この病気を公表して理解されていましたが、「あぁ、またやってしまったか」とおっしゃっていましたので、ご家族も大変な想いをされているようでした。
原裕美子さんは、「今後はしっかりと治療を続け、今後このようなことがないよう、 事件のことを忘れることなく日々を過ごしていきたい」と語っているそうです。