2月6日に台湾北東部の沿岸で地震が発生しました。
行方不明者も200人以上いるとのことで、大きな被害をもたらしており今後さらに被害が拡大する可能性があります。
花蓮市内のビルやホテルなどが倒壊していて非常に危険な状態のため、救助活動が続いています。
なんとかしたい、と願う人たちが募金をしようとしているようですが、ここで注意が必要なようです。
義援金詐欺が多発しているため、全てを信用して募金してしまうことは危険かもしれません!
それでは過去にあった義援金詐欺について解説いたします。
台湾赤十字が義援金を着服?
2011年に発生した東日本大震災。
親日家の台湾では、多額の義援金が寄せられました。
その額はなんと100億円を超えていたということです。
しかし、ある組織の日本へ贈られるはずの義援金が全然届かなかったのです。
台湾赤十字への義援金50億、日本に送られたのは13億のみ
日本を心配する台湾の方が台湾赤十字へ募金した金額はなんと総額50億円。
2011年1月11日から3月28日までに台湾全国から集まった義援金だそうです。
しかし50億円の義援金の中から、日本へ送られたのは約13億円だけでした。
ということは、約37億円は台湾赤十字が着服したことになります。
当然募金した人は不満爆発、このことが大変問題となり国民からたくさんの抗議の声があがりました。
ネットでは当然ながら寄付をした人たちが
「募金は日本の被災者のためだったのに」「すぐに助けて欲しいのに」
という声が多発しました。
更に中華民国(台湾)赤十字社の理事が勝手に決定したという、50億から13億のみ日本へ送られたことに対して、「理事会にはそんな民衆の気持ちに背く権利などない」と抗議の声があがりました。
更に「中華民国赤十字社に対し直ちに全額を日本赤十字社へ送るよう要求する」という署名活動も立ち上がりました。、
しかし中華民国赤十字社は結果として義援金の一部しか日本へ送らず、残りは日本の計画を見てから再度決めるという内容が記されました。
中華民国(台湾)赤十字社は義援金を横領した前例があるため、早まった行動は避けたほうが無難です。
台湾募金へ警告のツイートも
以下のようなツイートがされています。
台湾赤十字の汚職が酷く金が届かないので、日赤ルートじゃなくて台湾政府が作る、募金窓口に入れて欲しいとか台湾人が言ってる。
「早速、花蓮大地震の義援金関係のツイートが流れてますが、「台湾赤十字はダメ」等のツイートと共に、一昨年の台南地震の時の義援金先情報もがRTされてる模様…。
募金関係・支援の気持ちはものすごく湧きますが、正確なアナウンスが出るまで静かに待つのも支援のひとつだと思います」
「絶対募金をしてでも返さなきゃいけない恩がある。でも、これに便乗して確実に詐欺が横行すると思う。
迅速に送金してあげるべきだけど、寄付する先は慎重に判断しましょう。確実に台湾に届けましょう。」
「募金を募る団体が現れ怪しいと思ったら
・団体名
・募金先
・団体代表者
この三つを聞いて調べてみましょう
募金詐欺なら調べてる最中に逃げます。
まだ募金先は開設されていない
2016年には、日本赤十字に送ると台湾赤十字に送られるらしいという情報も。
まだ募金受付先は開設しておりません。今は開設を待ちましょう。情報も錯綜しております。落ち着いた行動を!
台湾赤十字、日本ユニセフ、ドラえもん募金、サザエさん募金、は怪しいそうで
日本赤十字、台湾加油、がまともな募金をしているようです。
台湾の駐日大使館では、義援金の受付はまだ始めていないそうです。
問い合わせは殺到していますが、担当者は「現在検討中であり、詳しくは代表処の公式サイトで情報を確認してほしい」と話しているそうです。
早まる気持ちは分かりますが義援金詐欺にあうのを避けるためにも、正しい募金先が判明してからにしたほうがよさそうです。