イルミネーション・イベント

鏡開きの意味と由来とやり方!2019年はいつ?関東と関西の違いは?

毎年、年末になると大掃除をし、とりあえず二段になった鏡餅を用意して新年に飾り、なんとなく8日過ぎあたりに鏡開きをしていた我が家ですが、そういえば、ちゃんと調べた事がありませんでした!

鏡開きにはきちんとした由来ややり方があるのです。

そこで、鏡開きの由来ややり方、2019年はいつなのか、関東と関西で違いはあるのかどうかをまとめてみました!



スポンサーリンク


鏡開きの意味と由来は?

もともと武家の行事だった鏡開きは、神様にお正月に鏡餅をお供えし、1月11日に割って食べる風習がありました。

男性は具足餅(具足にお供えした餅)をお雑煮にして食べていました。

「具足」とは?

鎧や兜の呼び名の事です。

女性は鏡餅(鏡台にお供えした餅)をお雑煮にして食べたのが、現代の鏡開きの由来と言われています。

 

武家社会において「切る」は避けられ、木槌で割って食べますが、「割る」でも縁起が悪いため、「運を開く」という意味にかけて、「鏡開き」と呼ばれるようになりました。

鏡開きをする意味ですが、まず、お家にやって来る年神様をお迎えする為に、お供え物として鏡餅を供えます。

家に友達が遊びに来たらお菓子を出すのと一緒ですね☆おもてなしです。

そしてお正月期間が終わり、年神様が帰ったら、鏡餅を割って食べます。(これが鏡開き)

これは昔から日本では、神様にお供えした食べ物には力が宿るとの言い伝えがあるので、
お正月にお供えした鏡餅をさげて食べる事は良いとされて来たためです。

一年の無病息災を願いながら、神様に感謝してお供え者を頂き、新年の英気を養いましょう!

鏡餅を飾る日はいつ?

鏡餅を飾る日に特に決まりはありませんが、強いて言えば29日は「二重苦」と響きがかぶり縁起が悪く、31日は葬儀と同様の一夜飾りで縁起が悪いので、このふたつの日取りは避けたほうが良いとされています。

オススメは28日です。

8は漢数字にすると、末広がりの「八」なので、縁起が良いとされているのです。

本来は床の間・神棚・仏壇が良いとされていますが、ない場合は人の集まるリビングの高い所の、南向きか東向きに置くと良いとされています。

尚、テレビの上など騒がしく落ち着かない所は避けましょう!



スポンサーリンク


2019年の鏡開きはいつ?関東と関西の違いは?

鏡開きの日は、基本的には例年1月11日なので、2019年の鏡開きも、1月11日(木)になります。

地域や休日の関係で多少前後する場合もあります。

しかし実は関西では1月20日に行われているところもあるようです。

「松の内」(お正月の松飾りを立てておく期間)が関東と関西では違うように、それぞれ松の内が終わった後に鏡開きが行われます。

松の内は?

全国的には1月7日までとされています。

関西の松の内は1月15日までの為、鏡開きが1月20日に行われる事が多い様です。

鏡開きのやり方は?

鏡餅の鏡開きの方法には、やってはいけないことがあります。

包丁などで切ってはいけないということです。

それは、「神様に刃物を向ける」という意味に繋がり、「武士が切腹する」と言う不吉なイメージに繋がるためです。

それを踏まえて、鏡開きを始めましょう。

まずは、神様への感謝の気持ちを捧げながら、鏡餅を下ろします。

かたく絞った濡れふきんなどでホコリやゴミを取り除きます。

刃物ではなく木槌やトンカチなどで鏡餅を割ります。

このとき、「ヨイショー」と威勢よく掛け声をかけると、より無病息災効果が高まります。
叩き割る物がない時はすりこぎなどでもOK。

割れないときは、鏡餅を半日水に浸し、お皿に乗せて電子レンジで温め、水を付けた手でちぎります。(火傷に注意してくださいね)



スポンサーリンク


関東と関西の違いの理由は?

関西と関東で、鏡開きの日に違いが生まれてしまったのは何故なのでしょうか。

実は初めは関西も関東も同じ日の1月20日に鏡開きを行っていました。

それが変わるきっかけとなったのが、慶安4年4月20日に徳川三代将軍・徳川家光が亡くなった事でした。

家光の月命日である“20日”を忌日として避けて、1月11日に変更したそうです。

近隣の関東地方にはそれが知れ渡りましたが、遠い関西にはこの事が伝わらないまま、
昔の日取りで鏡開きが行われている様です。

そして当初関東でも松の内は1月15日に行われていましたが、鏡開きが11日に変更になったので、松の内も1月7日に変更になったそうです。

鏡餅の上にはなぜみかん?

本来はみかんでは無く、橙(だいだい)が主流でした。

最近では地域によっては手に入りにくいので、橙を模したみかんになったのです。

これには、”だいだい(代々)子孫が繁栄しますように”と言う願いが込められています。

また橙は、一度実がなると数年間実が落ちず、大きく実ることから、代々家が大きく栄えることを願って供えられていたのです。

もちろんこちらも鏡開き同様、同じ日に頂くのが良いとされています。

神様のバワーが宿っている、貴重な果物です!

ありがたくいただきましょう。

スポンサーリンク
error: