ストーブで部屋が乾燥する冬には、加湿器が登場する家庭も多いかと思います。
昔の一軒家などはあまりカビませんが、気密性の高いマンションなどは部屋がカビる心配が出て来ます。
でも寝ている間に喉は乾燥するし、肌もカサカサになりがちです。
そこで、加湿器で部屋がカビない方法と対策、また、咳との関係や掃除法などについてまとめてみました!
加湿器で部屋がカビる可能性は?
実は、加湿器の置き場所や使い方によっては、部屋がカビる可能性があるんです!
原因は「過加湿」
加湿器を必要以上に動かし続ける事が原因です。
それによって被害が出るのは、外気温との差が激しい窓際に結露やカビが発生するのです。
それに加えて、加湿器の置き場所を間違えても一部分が「過加湿」になってしまうのです!
良い加湿器の置き場所は、まず一番理想的なのは部屋の中心です。
窓際は温度差で結露が出来やすいからです。
壁際も壁紙が傷みやすいのでお勧めできません。
でも、たいてい乗せられる棚は壁際にありますよね。
そこで最低限の注意は、物が傷まない様に、加湿器周り30cm以上、上は1mに物を置かない事です。
次の条件は、床から70~100cm位の高さの場所に置く事です。
空気より重い水分を含んだ加湿器の空気は、周りの空気より重くなります。
そうすると下ばっかり加湿され、床がびちゃびちゃになってしまうので、高さが必要なんです。
おすすめの置き場所は、風の当たらないエアコンの真下に置き、蒸気を暖かい空気に乗せて部屋中に循環させるとまんべんなく加湿されます。
ない場合はサーキュレーターなどで代用しましょう!
逆にやめたほうがいいのは、先程のエアコンの風の当たる所・電子機器のそば・暖房器具のそばは電子機器の劣化を招き故障の原因になります。
加湿器で部屋がカビない方法や対策は?
まず、過加湿を避けましょう。
人間にちょうど良いのは湿度40~60%だと言われています。
カビ、ウイルス、微生物が喜ぶのは湿度70~80%です。
洗濯物を干すと60%位になるので、加湿器は消しましょう。
その他に、観葉植物やペットの水槽がある部屋も、過加湿になる可能性があるので注意しましょう。
次に加湿器は定期的に水を抜き、掃除をしてカビを除去しましょう。
そしてこまめに換気をする事も大切です。
これにより、カビの胞子を外へ追いやる事も出来ます。
冬は熱が逃げるので窓を開けたくないと言う方は、空気清浄機がオススメ☆
さらにウイルスを防御するには、マスクをする事です。
口と鼻の周りの湿度が保たれるので、風邪も引きにくくなって一石二鳥です♪
結露については、断熱シートや断熱カーテンなどを使うと抑えれる場合があります。
断熱シートなどによって、部屋の温度差が抑えられるので、何もしないよりは効果的です。
臭いで咳がでる?
臭いで咳が出るのは、加湿器のカビが原因の「加湿器病」と言うアレルギー症状である事がわかりました!
加湿器病は「過敏性肺臓炎」と言う病名です。
カビた加湿器から放たれる細菌や微生物を長期間吸った人に起こる、アレルギー性の肺疾患です。
加湿器病の原因は、加湿器の給水タンクやフィルター、ユニットの中で発生したカビなどの雑菌を吸い込む事で起きるので、加湿器の掃除は必須です。
室内でもできる?雨の場合は?
加湿器の掃除に必要な材料
酢・重曹・酸素系漂白剤・消毒用エタノールスプレータイプ・歯ブラシ・バケツ2個・ビニール袋
ハイターは塩素系漂白剤で、ワイドハイターは酸素系漂白剤なので間違えないようにしましょう。
バケツに水で2~3倍に薄めたお酢を入れ、フイルター、タンクそれぞれ別々に入れ、1時間漬け込みます。
小さい部品も一緒につけます。
水を少量加えた重曹ペーストを作り、それと同じ分量の酵素系漂白剤を混ぜます。
カビに歯ブラシでつけ、ビニール袋に包み2~3時間置きます。
細かい角の部分を歯ブラシで掃除し、水で流して消毒用エタノールを吹き付けて終了です。
雨の日は窓が開けられないので、ハイターの匂いが苦手な方は、クエン酸を使った方法もご紹介します。
材料は、ぬるま湯を2Lずつ、2つのバケツに用意し、クエン酸を大さじ1ずつ入れておきます。
バケツに用意したクエン酸水にフィルターを1時間以上つけ置きします。細かいパーツも一緒にいれます。
細かい汚れは歯ブラシでこすり洗いし、
しっかりとすすぎ洗いをし、乾燥させます。
もうひとつ用意したクエン酸水をタンクに入れ、加湿器を一時間通常運転します。
カルキなどが残っていれば、歯ブラシなどでこすり洗いします。
水でよくすすぎ洗いします。
よく乾かして終了です!
これでしばらく気持ちよく過ごせますね!
後は置き場所はエアコンかサーキュレーターの下だけど床からは70~100cmの高さをキープ!
湿度は40~60%以内でこまめな換気をし、周りに物を置かないと言う事もお忘れなく☆