日本時間2019年6月21日に行われたアメリカのプロバスケットボールNBAのドラフトで、日本人初となる1巡目、全体9位で指名をされた、八村塁選手。
指名を受けたワシントンウィザーズに入団し、今月さっそく実戦デビューも果たし、チームの即戦力として活躍しています。
富山県出身の八村塁選手が渡米したのは3年前の2016年ですが、もともと英語は得意だったのでしょうか?
また、どんな勉強法で現在の英語力を身に付けたのでしょうか?
なんと八村塁選手の母親が英語の講師だったのです。
八村塁選手の経歴や現在の英語力、勉強法をまとめました!
母親は英語教師
母親の麻紀子さんは富山県出身で、お仕事が小学校の外国語講師や英会話の講師だったのです。
それならさぞ八村塁選手も小さいこ頃から教育されたのだろうと思いきや、母親の麻紀子さんは八村塁施主に英語をあまり教えていませんでした。
そのため、八村塁選手は普通の日本人のようにほとんど英語が話せない状態だったのです。
この見た目で「英語が話せない」と言われてたら、逆にびっくりするぐらい英語が話せそうな風貌なのですが…。
そこから現在のように英語がペラペラになるのは八村塁選手の相当な努力があったのです。
八村塁の英語力ネイティブ並?
現在アメリカで大活躍中の八村塁選手ですが、英語力はどのくらいなのでしょうか?
NBAドラフトの映像が流れた際、現地の記者の質問にもネイティブな英語で、冗談も交えながら受け答えしていて、ニュースのコメンテーターの方も八村塁選手の英語力を絶賛していました!
英語で苦労していた八村塁
しかし、勉強よりもバスケットを優先させた生活を送っていたため、英語を話すこともできなかったそうです。
ゴンザガ大学では、入学にあたり英語力に関しても厳しい基準が決められており、基準をクリアしなければ入学することができなかったのです!
そのため、高校3年生から英語の特訓を始め、渡米してからも勉強を続け2016年9月には入学基準をクリアすることができました。
しかし、チームプレーを必要とするバスケットボールではそれ以上の英語力が求められます。
環境に慣れバスケットを続けるために努力し続けた結果、現在の英語力を身に付けることができたのです!
八村塁の英語が上達した勉強法とは?
ゴンザガ大学に入学するために、高校3年生から英語の猛勉強を始めた八村塁選手。
明成高校のバックアップもあり、アメリカ人の家庭教師についてもらい、猛勉強を開始します。
昼休みやバスケットの練習の合間、実家の富山に帰省した際にも一緒に来てもらい勉強を重ねました。
アメリカの入学基準テストも何度も受け、徐々に点数も上がっていったそうです!
高校卒業から渡米までの期間は、明成高校の寮に残り、1日7~8時間の勉強とバスケに励みました。
1日8時間も勉強やバスケをしていたとは驚きですね!
そして渡米後は、ゴンザガ大学内の母国語が英語でない学生を対象とした英語を習得するため語学学校ESLで学び、2016年9月には入学資格を得ることができたのです!
英語ができずコミュニケーションで苦労した面も
ゴンザガ大学入学後は、英語で英語以外の科目を学ばなくてはならず、バスケットではコーチの指示が理解できず苦しんだそうです。
そのため、通訳さんにも日本語を使わないように自ら頼み、1年目の年は全く休まないで勉強を続けました。
移動時間もひたすら勉強、TVドラマや映画、歌も活用していたそうです。
八村塁の経歴・プロフィール
八村塁選手は1998年2月8日、西アフリカにあるベナン共和国出身の父親と日本人で富山出身の母親の間に生まれました。
八村塁選手の父親についてはこちらにまとめています。
小学生の頃は、野球と陸上の短距離をやっていて、陸上の100mで小学5年生の時、富山県大会で優勝し全国大会に出場しています!
野球でも、少年野球チームの監督に将来はプロになると思っていたと言われるほどの能力を持っていたそうです!
八村塁選手がバスケットボールを始めたのは、地元の富山県立奥田中学校に入学してから。
同じ小学校出身のクラスメートからのしつこい勧誘がきっかけでバスケットボール部に入部しました。
バスケットボール初心者だった八村塁選手ですが、誰よりも練習を重ね、仲間やコーチの協力もありメキメキと力をつけていきます。
2011年9月、中学校2年生の時には、日本バスケットボール協会主催のU-14メンバー30人に選ばれ、合宿に参加するまでになっていました。
そして、中学校3年生の時には、第42回全国中学校バスケットボール大会で準優勝を果たし、宮城県のバスケットボール強豪校、明成高校へ進学します。
明成高校のウインターカップ3連覇に貢献し、日本代表選手候補にも選出されました!
高校卒業後は、NBAを目指すためアメリカのゴンザガ大学に進学。
全米大学選手権NCAAトーナメントに1年生から日本人で初めて出場し、3年生になるとチームのエースとして活躍し、全米のポジション別最優秀選手にも選ばれました!
2019年6月21日(日本時間)に行われたNBAのドラフトで、日本人初となる1巡目、全体9位でワシントンウィザーズから指名を受け入団。
NBA選手の夢を叶えパワーフォワード/スモールフォワードとして活躍しています。
まとめ
NBAで活躍している八村塁選手が中学からバスケットを始めたことも驚きでしたが、今は堪能な英語も高校3年生から本格的に始めたことだったとは、本当に驚きました!!
八村塁選手が夢を叶えられたのは、バスケットも英語も努力を惜しまず、勉強を続けてきた成果だったんですね!