26日、仮想通貨取引所のコインチェックは外部から不正なアクセスを受けて、約580億円分の仮想通貨が流出したと報告しました。
流出・消失した仮想通貨は「NEM(ネム)」といって顧客から預かっていた仮想通貨です。
被害は警察にも報告相談しているとのこと。
現在被害を受けた顧客についても調査中とのことで、社長の和田晃一良さんが何度も謝罪記者会見をを開きました。
今回流出した580億円が補償されるのかとても気になりますよね。
過去には別の仮想通貨取引所「マウントゴックス社」でも多額の金額が消失したことがあり、その時はフランス人の社長が逮捕されました。
今回はどうなるのでしょうか?
犯人は一体誰…?
コインチェックの流出事件の原因は?
不正なアクセスにより、仮想通貨取引所コインチェックのXEM(ネム)アカウントから謎のアカウントに約580億円が送金されていたとのことです。
コインチェックのアカウントではない、謎のアカウントは、途中でバラバラのアカウントにして送金していたようです。
ハッキングされて、アカウントの追跡が難しくなるようにバラバラのアカウントにされて合計約580億円が流出したようです。
犯人は未だ不明で現在調査中とのことです。
今回多額の金額が流出したコインチェックですが、過去にも他の仮想通貨取引所で消失がおきています。
新しい情報が入りましたのでこちらも合わせてご覧ください。
救世主?水無凛みなりんというホワイトハッカーは何者?犯人正体特定は?
コインチェクの社長についてはこちらにまとめております。
コインチェックのネムの補償や社長の逮捕は?
このようなトラブルにならないように、仮想通貨では通常ネットのアクセスを遮断したコンピューターでデータを保管するなどの安全な方法をとっている仮想通貨取引所が多いそうです。
しかしコインチェックではNEMについて対応しておらず、その理由として和田晃一良社長は「(ネット遮断した)オフライン(で保管)にするには技術的な難しさがある。人材が不足していた」と説明されています。
まだ技術的に難しかったと言われても、顧客からすれば悲劇ですし相当怖いですよね。
マウント・ゴックス社の社長は逮捕されていた
2014年に、仮想通貨取引所「マウント・ゴックス」でも465億円分が消失したことがあり、今回はその額を超えた過去最大規模の金額が流出・消失してしまいました。
「マウントゴックス社」はビットコインが出始めた頃初期の交換所としてが立ち上がりました。
まだビットコインが116円などかなり安い値だった頃に、遊びで購入した外国人などが多く利用していたようです。
そのうちビットコインの価格が上がり、「マウントゴックス社」も有名になりビットコインの多額の取引がされていました。
社長はフランス人でしたが日本人と結婚しており、日本に会社がありました。
そんな「マウントゴックス社」が突然「ビットコインが465億円消失してしまった」と報告して大騒ぎに。
当時はまだ仮想通貨という言葉さえ知らない人も多く、そのお金が一体どこに消えたのか、やはり仮想通貨やビットコインは怪しいものではないかと言われてしまいました。
「マウントゴックス社」のビットコイン消失事件後、調べてみると外部からのハッキングは確認されず、社長のみが台帳にアクセスできる仕組みであったことが判明。
「マウントゴックス社」の社長に横領の疑いがかかり、フランス人のカルプレス容疑者は逮捕されました。
今回のコインチェックの場合は、社長がそのような感じではなさそうに見えましたのが、本当に外部のハッキングであるならば詳細に調査されると思います。
今後将来的に見えるお金は無くなっていって、どんどんカード化されたり仮想通貨の時代が来るとも言われています。
現在はまだ仮想通貨が始まってそんなに年月が経っていないので、システム的に抜け道があればこのような最悪な事態になってしまうのでしょうか。
それなら他の仮想通貨取引所でも起こりうるということですよね。
580億円は補償されるのかについては検討中だそうです。
コインチェック流出の犯人は誰?
現在噂されているのが、集団による不正アクセスだったのではと言われています。
去年の秋にも攻撃をうけており、中華系の集団だと言われているようです。
まだ事件がおきたばかりで、コインチェックが調査中のため不明ですが、今後原因や犯人が明らかになる可能性もあります。
ただしサイバー系は犯人特定に時間がかかるかもしれず、なんともいえない状態です。